ズミクロン 50mmという画角
前回のブログでライカM11を購入した話をしましたが、レンズについては特に触れていなかったので今回はレンズについて書きたいと思います。
ライカM11の最初のレンズに選んだのはズミクロンの50mmです。
50mmは標準レンズと言われていて、目の前で見ているものをそのまま写す感覚に近いです。視界に入っているものが写るというよりは、見ているものという感覚ですね。
35mmもよく使われますが、35mmの場合は視界の中で認識しているものを写す感覚と個人的には捉えています。
ちょっと言葉にして説明するのが難しいのですが、50mmは目の前でじっと見ているものを捉える画角、35mmは視界の中で認識できている範囲を捉える画角という感じです。
撮っている感覚としては、目の前で見ているものがそのまま写真の中に収まるので、見たままを撮るという感じです。35mmだと見たままというより、視界にはあるけど意識が届ききっていないところまで入っているという感じですね。
子どもの写真を撮る
子どもの写真を撮ることが多いので、ライカでも子供を撮っています。
ただ、マニュアルフォーカスなので、動き回る子どもではなく、座って話をしているときに撮るということが増えました。
ズミクロンは最短撮影距離が70cmなので、寄ってとることができません。
テーブルに座って対面で撮るぐらいがちょうど良い距離感になります。
そうなると50mmという画角が絶妙で、対面で座りながら見ている子どもがそのまま収まる感じになります。
ママとお話ししている様子や、子ども同士でおしゃべりしてニコニコしている様子の写真が増えてきました。これはこれで今までなかった感じの写真なので、新たな楽しみが増えました。
50mmでスナップ
スナップをする場合は、35mmや28mmを使う人も多いと思いますが、50mmのスナップも結構良いです。
渋谷とか新宿でビルを撮りたいみたいな感じになると50mmでは狭くて、28mmを使いたいなと思うことがありますが、そういったビルが多い街を撮りたいということでなければ、50mmのスナップはちょうど良いですね。
これも先ほど書いた通りなんですが、今見ているものを撮る感覚なので、歩きながら気になったものをそのまま切り取る感覚になります。
もっと広角のレンズで撮りたいと思ったりしますが、東京タワーもこんな感じで撮れたりします。
ズミクロン50mmでスナップ写真をたくさん撮ってますので、別の記事でご紹介できればと思います。