カメラデビューのきっかけ ┃Sony α7iii
初めて本格的に写真を撮りたいなと思ったのは、子どもが1歳の頃でした。
日々すくすくと成長して、昨日よりも今日、今日よりも明日とできることがどんどん増えていく子どもを見ていたら、その成長の姿をしっかりと残しておきたいと思ったのがきっかけでした。
もちろん、スマホで写真や動画は撮ってましたが、スマホだけでは残しきれない姿をもっと残したいと漠然と思ったように記憶してます。
とはいえ、カメラのことはぜんぜん分からなかったので、どれがいいのかを調べるところからでした。
調べるといっても、細かいスペックを見てもわからないので、なんとなく見た目でソニーがいいなくらい
に思っていて、あとは、子どもを撮る目的に合ってるかどうかを店員さんに聞いて決めたみたいな感じです。
そして購入したのが、Sony α7iii。2019年の頃です。
今はもう普通になってしまいましたが、当時、瞳オートフォーカスはSonyが圧倒的で、動き回る子ども撮るならこれだ!と思って決めました。
レンズ沼への入り口
最初はキットレンズを使っていたんですが、やはりいろんなレンズが気になってきてしまい、色々と検討した結果、SEL55F18Zを購入しました。
いろんなブログなどでも神レンズと紹介されている有名なZEISSのレンズです。
55mmという標準よりちょっとだけ望遠よりのレンズですが、子どもの表情を印象的に撮るのにすごくマッチしていてしばらくこのレンズしか使っていませんでした。
良い写真がたくさん撮れましたし、自分の中では原点と言えるレンズです。
いろんな写真を撮っているもっとこういうのが撮りたいみたいな欲がでてきまして、今後は広角レンズが欲しくなってきました。
そして次に購入したのが、これまたZEISSのBatis 2/25。
25mmなのでスマホで撮っている感覚に近い画角ですね。ただ、写りが本当に素晴らしく、25mmなのにちゃ
んとボケますし、これもすごく重宝したレンズです。
しかも最短撮影距離が20cmなので、テーブルフォトも余裕で撮れます。とにかく便利で写りも素晴らしいレンズです。
そうしてこの2つのレンズで撮影していると、とても現代的でカリっとした解像度の高い写真が撮れるわけですが、だんだんと違う雰囲気の写真が撮りたくなってきます。
マニュアルレンズへ
現代的ではなく、ちょっと違う雰囲気の写真が撮りたい!となってから探し始めたのがオールドレンズでし
た。価格も手頃なのが多くあれもこれもと気になってしまったのですが、探しているうちに状態が良いものを探すのが大変だな〜ということになってきて、どうしようかと迷い始めていたところで見つけたので、オールドレンズではなく、NOKTON classic 35mm F1.4 のEマウントレンズです。
初めてマニュアルレンズを購入したわけですが、オートフォーカスではなく、マニュアルでピントを合わせてる行為が新鮮で、考えながら写真を撮っているという感覚で、写真を撮る楽しみんがまた増えたような感じでした。
写りはオールドレンズ的な雰囲気はありつつも、現代的な描写もする独特なレンズです。これまで使ってきたZEISSレンズとは全く違う印象になります。
難点があるとすれば、動き回る子どもを撮影するのは非常に困難ということですね。
なので、このレンズだけで外で子どもの写真を撮っていると撮れ高が全然稼げないので、満足のいく写真が少なくなってしまう弱点がありました。
また、レンズも25mm、35mm、55mmと揃ってきたことで、3本のレンズを持ち歩いて途中でレンズを交換してということをやったりしたんですが、当然子どもを見ながらそんなことをやっている余裕はなく、レンズを持ち歩くことはしなくなってしまいました。
でも、いろんな画角で写真を撮りたいという欲求だけ残ってしまいました。
そしてズームレンズへ
これまで購入したレンズは全て単焦点レンズでした。そこでいろんな画角が楽しめるズームレンズにしようと思い立ち、色々探して見つけたのが、TAMRONの28-200mm F/2.8-5.6というレンズです。
見て分かるとおり、28mmから200mmまでをこのレンズでカバーすることができます。
F値が2.8-5.6で変動してしまうので、その点がちょっと使いづらさはあるものの、そんなことが気にならないくらい便利なレンズです。
特に、保育園の入園式のように、撮影のために場所移動ができないシチュエーションなどで重宝します。席に座ったまま200mmまでズームできるのでこれ1本で色々な撮影ができてしまいます。
もちろん撮れる絵も申し分なく、もうこれ1本でいいじゃんと思わせてくれるレンズです。
今となってはこれしか使ってないくらい重宝しています。
重さとの戦い
TAMRONのズームレンズを手に入れたことで、特に不満がなくなったかに見えましたが、今度はだんだんと重さが気になってきました。
長女が生まれてからカメラを本格的に始めた分
けですが、下の子が生まれて外出時には2人を気にしながら動くことになるので、写真撮影どころではなくなってくるのと、移動するときの荷物も増えて、カメラの重さがだんだんと足枷になってくるようになりました。
もっと軽い万能なカメラはないものか。。。
いろんな画角の写真を撮るという意味ではSony α7iii
とTAMRONの組み合わせが最強なんですが、重さが耐えられなくなってきたので、軽さを重視して利便性を諦めるという方向性に心が動き始めました。
そして見つけたのが、FUJIFILMのx100vです。コンパクトで重さも500g未満。
フルサイズ換算で35mmの画角ですが、デジタルテレコンの機能があり、50mm, 70mmにして撮影することも可能です。
さらに、FUJIFILMといえばフィルムシミュレーション。これがまた楽しくて、いろんな雰囲気の写真を楽しむことができます。
ここからはx100vにどっぷりハマっていくんですが、その話はまた別で書きたいと思います。