カメラのグリップの大事さ
ズミクロンからズミルックスに変えて、1つ気になることが出てきた。それはレンズの重さ。ズミクロン50mmf2は約240グラム、ズミルックス35mmf1.4は約320グラム。約80グラムの違いですが、ちょっと重たいなと感じることが出てきました。
とはいっても、ライカM11と合わせても850グラムくらいなので、全然軽い組み合わせではあります。でもなぜ少し重たいと感じることがあるのかな?と思っていたときに、a7iiiを持ってみて改めて実感したのがグリップがあることによる持ちやすさでした。
グリップがあるとカメラが自然と手に引っかかるので、力をそんなに入れていなくても持っていられます。また、カメラを構えるときもグリップがあり握りやすいくなります。
一方で、ライカはグリップがないので、片手で持つにはしっかりと力を入れる必要があります。この時に少し重たいと感じるようでした。
ライカのグリップを改善する
ライカでグリップをどうにかできないものかと考えたときに選択肢として出てきたのは、ハンドグリップとサムレスとです。どちらも外付けのアクセサリーで、ライカ純正のものが販売されています。
ハンドグリップにはフィンガーループというものもつけることができ、そこまでつけるともはやストラップがなくても落とす心配がなくなりそうです。
グリップも握りやすそうですし、一度試してみたいという気持ちになります。
ただ、個人的にはライカ本体のシンプルでミニマルな雰囲気を維持したい気持ちがすごく大きいです。ライカは見た目も写真体験の1つとして重要な役割が(個人的に)あるので、その見た目は譲れないものがあります。
一方でサムレストはデザインへの影響がかなり抑えられます。グリップと比較するとホールド感の改善は小さいのかもしれないですが、見た目とのバランスを考えるとこちらが選択肢としては有力です。
サムレストで生まれ変わるライカ
サムレストといっても価格は高いので、買うには少し勇気がいります。本当にグリップ感が良くなるかつけてみないとわからないので、実際にお店でつけてみてから買おうかなと迷ってしまいました。
とはいえ、なかなかお店に行く時間も作れず、結局はネットで思い切って購入しました。
そしてつけてみた結果ですが、ライカのホールド感が劇的に向上しました!
これは最初からつけておけばよかったと思えるレベルです。
親指が引っかかるようになるだけで、こんなに手の負担が減るんですね。カメラを持つ安定感が増すので、写真も撮りやすくなります。
カメラのグリップ感がここまで大事だったとは驚きました。グリップ感があることで、カメラを落とさないという心理的な安心感もありますし、写真を撮るときの安定感も増します。
ライカのサムレストは写真を撮る体験そのものをより良いものにする必需品です。