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カメラと写真の日々を綴っていきます

ライカM11をお迎えしました

ついにライカM11が届く┃2023年2月

2023年1月20日。この日はライカの価格改定の日。

その3日前にライカM11を注文しました。

 

もともと品切れ状態が続いていたM11なので、価格改定前の駆け込み需要もあり、届くのは数ヶ月後かな〜と考えていたのですが、想定よりかなり早く2月の上旬に届きました!

 

スナップ写真に目覚める

もともと子供の写真を撮ることがメインではあったので、ライカM11を購入してからも子供を撮ろうかなと思っていましたが、いかんせんマニュアルフォーカスなので、動き回る子供を撮るのは難易度が高いです。

 

そこで思い出したのがパンフォーカス。ライカの情報集めをしているときにパンフォーカスのやり方を見たことがあり、それをやってみようと。

 

で、実際パンフォーカスを試そうと思い外に持ち出してパシャパシャやっていたら、なぜか分からないですが、スナップの楽しさに目覚めました!

 

ライカは光と影だよな〜みたいなイメージがあり、光と影を追い求めてスナップしていたら、取れる絵がすごい良かったんですよね。

ライカM11 SUMMICRON-M f2.0 50mm

スナップに目覚めてからは、ほぼ毎日のように散歩しながら写真を撮っています。

 

不便だからこそ工夫して楽しさが生まれる

これまでもいくつかカメラを使ってきたわけですが、スナップの楽しさに気づけずにいました。それよりも子供を取ることの方に気持ちがいっていました。

 

でも、なんでスナップしなかったんだろうなと後から考えたんですが、これまで使っていたカメラは、当たり前のようにオートフォーカスがついています。特にSonyの瞳オートフォーカスは万能で、ほぼピントを外すことがありません。

 

子供にカメラを持たせても、ピントが合った写真を普通に撮れます。

それぐらい万能で、極端な話、シャッターさえ押せばピントを外さずに撮ることができます。

 

そうなると、動かない被写体を撮るということに気持ちが向かわなかったのかもしれないです。(あくまで個人的な感想です)

 

一方、ライカの場合はマニュアルフォーカスなので、動き回る子供を取るのは非常に難易度が高くなります。そこでどうしたものかと考えてパンフォーカスを使おうと思い立つわけですが、それによってパンフォーカスで街を撮ろうという気持ちになり、スナップの楽しさに気づくことができました。

 

また、手ぶれ補正もないので、シャッタースピードが遅いとすぐにブレます。

でも、ブレた絵も良かったりして、その楽しさに気づきます。

 

ピントも外すのは簡単なので、わざと外すことでいつもと違った雰囲気の写真が撮れたりします。

 

自分でコントロールする部分が増えるからこそ生まれてくる楽しさをライカは教えてくれた気がします。

 

もちろん、これまで所有していたカメラでもマニュアルフォーカスはできますので、やろうと思えばできます。ただ、万能なだけに、その機能に頼り切ってしまい、楽しさに気づくことができずにいたんだと思います。

 

新たなカメラライフへ

こうして毎日のようにライカを持ち出してスナップしているわけですが、それによって散歩する距離が長くなりました。健康まっしぐらです。

 

また、スナップをするといつもは気にかけないところに目がいくようになり、小さな発見が毎日あります。そして、新たな発見を探しに、いつもはいかない街に出かけるようになります。

 

小さな変化ですが、明らかにカメラライフは変化してきました。

ライカM11 SUMMICRON-M f2.0 50mm



これまでのカメラ遍歴②

全てが軽快になるx100v

前回の記事でx100v購入までの経緯を書きましたが、持ち出しやすさを重視してx100vにしてから、子供と外出しながら写真を撮るのがだいぶ楽になりました。

 

カメラそのものの重さが軽くなったこともありますが、サイズもフルサイズミラーレスと比較すると小さいので、取り回しが段違いに楽になります。

 

また、フィルムシミュレーションが本当に最高で、これぞFujiみたいな色合いの絵がjpeg撮って出しで楽しめます。このjpeg撮って出しというのが肝で、現像をせずに思った通りの絵になるので、現像をする時間を節約できます。

 

つまり、撮ること自体が楽になっただけでなく、その後の現像作業の時間軽減にもつながるので、子育てをしてなかなか時間の確保が難しい中でも、これまで以上に気軽に写真を楽しめるようになりました。

 

軽快さを追い求めて┃RICHO GR3x

x100vで色々と軽快になったので、軽快さというのを追い求めていたらGR3xに出会いました。センサーはx100vと同様にAPS-Cなんですが、サイズがコンデジのように小さく、ポケットに入るレベルです。

 

しかも写りも最高で、もうこれでいいじゃん!と思ってしまうほど。

 

ただ、難点としてはオートフォーカスがそこまで優秀ではないので、子供の写真を撮ると顔にピントがいかないことがちょいちょいあります。

 

やはりGRはスナップ向きのカメラなんだなと思います。で、このスナップで使うとGRの良さをめちゃくちゃ体感できます。これ以上のスナップシューターはない!と言えますね。

 

ちなみにGRシリーズはもともと28mmのレンズで一貫していたのですが、GR3xは40mmのレンズです。個人的には子供の写真を撮ることが多いので、40mmを選びましたが、スナップをすると28mmも試したくなってきます。

 

とはいえ40mmも非常に使いやすい画角で、スナップも楽しんでいます。

RICHO GR3x

一旦落ち着いたカメラ沼

こうして手元には、Sony α7Ⅲ、Fujifilm x100v、RICHO GR3xの3つのカメラが揃い、それぞれの役割と楽しみ方に合わせて使い分けをすることで、カメラ沼は落ち着いてきました。

 

子供の発表会みたいな移動がしづらい状況では、Sony α7ⅢにTAMRONの28-200mmの望遠レンズを付けて幅広い状況に対応する。

 

休日にふらっと子供たちを出かけるときには、x100vを持ってフィルムシミュレーションを楽しむ。

 

少し荷物が多くなるときは、GR3xでカメラの負荷を最小限にしてポケットからさっと取り出して写真を撮る。

 

こんな感じでカメラライフは充実し、沼も落ち着いてきたので、しばらくはお財布にも優しい状況が続いていました。

 

そして最大のカメラ沼へ

充実したカメラライフを楽しんでいるなかで、たまーに頭によぎるものがあります。

それはライカです。

 

お値段が高額、且つ、取り扱っているお店も限られるので、数回お店で試し撮りした程度なんですが、ときどきどうしても欲しくなることがありました。

 

そんな簡単に買えるものではないので、それがブレーキになって購入までは至らないのですが、最新機種であるライカM11が2023年1月に価格改定で値上がりするという情報が。。。2022年にも一度値上げされているので、これで2回目の値上げになります。

 

高額だからな〜と悩んでいる間にどんどん高額になっていく。

それであればもう購入するのがいいんじゃないか。そんな考えが頭をよぎります。

 

そして、価格改定の直前に予約注文を入れることになりました。

これまでのカメラ遍歴①

FUJIFILM x100v

カメラデビューのきっかけ ┃Sony α7iii

初めて本格的に写真を撮りたいなと思ったのは、子どもが1歳の頃でした。

日々すくすくと成長して、昨日よりも今日、今日よりも明日とできることがどんどん増えていく子どもを見ていたら、その成長の姿をしっかりと残しておきたいと思ったのがきっかけでした。

 

もちろん、スマホで写真や動画は撮ってましたが、スマホだけでは残しきれない姿をもっと残したいと漠然と思ったように記憶してます。

とはいえ、カメラのことはぜんぜん分からなかったので、どれがいいのかを調べるところからでした。

 

調べるといっても、細かいスペックを見てもわからないので、なんとなく見た目でソニーがいいなくらい

に思っていて、あとは、子どもを撮る目的に合ってるかどうかを店員さんに聞いて決めたみたいな感じです。

 

そして購入したのが、Sony α7iii。2019年の頃です。

今はもう普通になってしまいましたが、当時、瞳オートフォーカスはSonyが圧倒的で、動き回る子ども撮るならこれだ!と思って決めました。

 

レンズ沼への入り口

最初はキットレンズを使っていたんですが、やはりいろんなレンズが気になってきてしまい、色々と検討した結果、SEL55F18Zを購入しました。

 

いろんなブログなどでも神レンズと紹介されている有名なZEISSのレンズです。

55mmという標準よりちょっとだけ望遠よりのレンズですが、子どもの表情を印象的に撮るのにすごくマッチしていてしばらくこのレンズしか使っていませんでした。

良い写真がたくさん撮れましたし、自分の中では原点と言えるレンズです。

 

いろんな写真を撮っているもっとこういうのが撮りたいみたいな欲がでてきまして、今後は広角レンズが欲しくなってきました。

 

そして次に購入したのが、これまたZEISSのBatis 2/25。

25mmなのでスマホで撮っている感覚に近い画角ですね。ただ、写りが本当に素晴らしく、25mmなのにちゃ

んとボケますし、これもすごく重宝したレンズです。

しかも最短撮影距離が20cmなので、テーブルフォトも余裕で撮れます。とにかく便利で写りも素晴らしいレンズです。

そうしてこの2つのレンズで撮影していると、とても現代的でカリっとした解像度の高い写真が撮れるわけですが、だんだんと違う雰囲気の写真が撮りたくなってきます。

 

マニュアルレンズへ

現代的ではなく、ちょっと違う雰囲気の写真が撮りたい!となってから探し始めたのがオールドレンズでし

た。価格も手頃なのが多くあれもこれもと気になってしまったのですが、探しているうちに状態が良いものを探すのが大変だな〜ということになってきて、どうしようかと迷い始めていたところで見つけたので、オールドレンズではなく、NOKTON classic 35mm F1.4 のEマウントレンズです。

 

初めてマニュアルレンズを購入したわけですが、オートフォーカスではなく、マニュアルでピントを合わせてる行為が新鮮で、考えながら写真を撮っているという感覚で、写真を撮る楽しみんがまた増えたような感じでした。

 

写りはオールドレンズ的な雰囲気はありつつも、現代的な描写もする独特なレンズです。これまで使ってきたZEISSレンズとは全く違う印象になります。

 

難点があるとすれば、動き回る子どもを撮影するのは非常に困難ということですね。

 

なので、このレンズだけで外で子どもの写真を撮っていると撮れ高が全然稼げないので、満足のいく写真が少なくなってしまう弱点がありました。

また、レンズも25mm、35mm、55mmと揃ってきたことで、3本のレンズを持ち歩いて途中でレンズを交換してということをやったりしたんですが、当然子どもを見ながらそんなことをやっている余裕はなく、レンズを持ち歩くことはしなくなってしまいました。

 

でも、いろんな画角で写真を撮りたいという欲求だけ残ってしまいました。

 

そしてズームレンズへ

これまで購入したレンズは全て単焦点レンズでした。そこでいろんな画角が楽しめるズームレンズにしようと思い立ち、色々探して見つけたのが、TAMRONの28-200mm F/2.8-5.6というレンズです。

 

見て分かるとおり、28mmから200mmまでをこのレンズでカバーすることができます。

F値が2.8-5.6で変動してしまうので、その点がちょっと使いづらさはあるものの、そんなことが気にならないくらい便利なレンズです。

 

特に、保育園の入園式のように、撮影のために場所移動ができないシチュエーションなどで重宝します。席に座ったまま200mmまでズームできるのでこれ1本で色々な撮影ができてしまいます。

 

もちろん撮れる絵も申し分なく、もうこれ1本でいいじゃんと思わせてくれるレンズです。

今となってはこれしか使ってないくらい重宝しています。

 

重さとの戦い

TAMRONのズームレンズを手に入れたことで、特に不満がなくなったかに見えましたが、今度はだんだんと重さが気になってきました。

 

長女が生まれてからカメラを本格的に始めた分

けですが、下の子が生まれて外出時には2人を気にしながら動くことになるので、写真撮影どころではなくなってくるのと、移動するときの荷物も増えて、カメラの重さがだんだんと足枷になってくるようになりました。

 

もっと軽い万能なカメラはないものか。。。

 

いろんな画角の写真を撮るという意味ではSony α7iii

とTAMRONの組み合わせが最強なんですが、重さが耐えられなくなってきたので、軽さを重視して利便性を諦めるという方向性に心が動き始めました。

 

そして見つけたのが、FUJIFILMのx100vです。コンパクトで重さも500g未満。

フルサイズ換算で35mmの画角ですが、デジタルテレコンの機能があり、50mm, 70mmにして撮影することも可能です。

 

さらに、FUJIFILMといえばフィルムシミュレーション。これがまた楽しくて、いろんな雰囲気の写真を楽しむことができます。

 

ここからはx100vにどっぷりハマっていくんですが、その話はまた別で書きたいと思います。